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ハリーポッターペチュニア最後のあれとは?吠えメールと未公開シーン

ハリーポッターペチュニア最後のあれとは?吠えメールと未公開シーン

「ハリーポッター」シリーズにおいて、ペチュニアおばさんがダンブルドアから受け取った「最後のあれ」という言葉の意味を深く考えたことはあるでしょうか。

物語の中でハリーに対して冷酷に接してきた彼女ですが、実は映画版で削除されたハリーとの和解シーンが存在し、そこでは彼女が妹を失った悲しみを吐露しています。

ファンの間ではペチュニアおばさんは本当にいい人だったのか、それとも幼少期のトラウマによって歪められた可哀想な存在だったのかという議論が絶えません。

なんjなどの掲示板でも話題になる彼女の死亡後のエピソードや『呪いの子』で明らかになる遺品の真実、そしてハリーに見せたかもしれない優しい一面について解説します。吠えメールに込められた意味を知ることで、物語の見え方が大きく変わるはずです。

この記事で分かること
  • 「最後のあれ」の正体とダンブルドアが送った吠えメールの真の意味
  • 映画版で削除されてしまったペチュニアとハリーの幻の和解シーン
  • ペチュニアが魔法を憎みながらもハリーを守り続けた複雑な心理
  • 『呪いの子』で判明するペチュニアの遺品と最期のメッセージ
目次

謎多き「最後のあれ」と吠えメールの真実

謎多き「最後のあれ」と吠えメールの真実
Image:HariPotaNote

物語の中盤、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』において、ダーズリー家に激震が走るシーンがあります。それは一通の「吼えメール」が届いた瞬間でした。

魔法を徹底的に拒絶してきたこの家で、なぜそのような魔法界の干渉が起こったのか、そしてそのメッセージの真意は何だったのか。ここでは、物語の核心に触れる「最後のあれ」について紐解いていきます。

ハリーポッターのペチュニアへの吠えメール

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で、ハリーと従兄弟のダドリーが吸魂鬼(ディメンター)に襲われるという事件が発生しました。魔法界の脅威が身近に迫ったことを受け、バーノンおじさんはハリーを家から追い出そうとします。その時、台所に一通の吼えメールが舞い込み、ペチュニアおばさんに向かって恐ろしい声でこう告げました。

「私の最後のあれを思い出せ、ペチュニア(Remember my last, Petunia.)」

この声の主はアルバス・ダンブルドアです。ここで言及されている「最後のあれ(my last)」とは、ダンブルドアがハリーをダーズリー家の玄関先に預けた際に添えた「最後の手紙」のことを指しています。

その手紙には、ハリーの母リリーが自らの命を犠牲にしてかけた「愛の護り」についての説明が記されていました。この魔法は、リリーの血を引くペチュニアがハリーを家に置き、「家」と呼べる場所を提供し続ける限り、ヴォルデモートからハリーを守ることができるという強力な契約です。

ダンブルドアは吼えメールを通じて、「ハリーを追い出せば血の守りが解け、ハリーが深刻な危険に晒される」ことを思い出させたのです。
その結果として ダーズリー家自身も魔法界の脅威に巻き込まれる可能性が高まる と考えられます。

この一言により、ペチュニアはバーノンの反対を押し切り、ハリーを家に留める決断を下しました。彼女は魔法を嫌悪していましたが、その脅威と重要性を誰よりも深く理解していたのです。

ペチュニアとハリーの和解と削除シーン

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』において、多くのファンが涙したであろう「幻の未公開シーン」が存在することをご存知でしょうか。劇場公開版では、ダーズリー一家が隠れ家へ移動する際、ペチュニアは車に乗り込み、沈痛な面持ちで去っていくだけでした。

しかし、ブルーレイやDVDの特典映像として収録された削除シーンでは、ペチュニアとハリーの間に驚くべき会話が交わされています。空っぽになったリビングで、ハリーが「おばさんも(魔法界の脅威を)知っているとは思わなかった」と声をかけると、ペチュニアはこう返します。

「あなただけが母親を失ったわけではない。私は妹を失った(You didn’t just lose a mother… I lost a sister.)」

このセリフは、長年ハリーを虐待し、リリーを「フリーク」と呼んでいたペチュニアが、初めて見せた「姉としての顔」でした。彼女もまた、妹を失った被害者であり、深い悲しみを抱えていたことが示唆される名シーンです。

このシーンが削除された理由について、デヴィッド・イェーツ監督らは「ペチュニアのキャラクターとして、急に感情を露露にしすぎるのは違和感がある」「物語のテンポを考慮した」といった制作上の意図を語っています。

しかし、このシーンこそがペチュニアとハリーの魂の和解を描いた瞬間であり、彼女の人間味を象徴する場面として、多くのファンの記憶に刻まれています。

嫌味なペチュニアおばさんの意外な本心

嫌味なペチュニアおばさんの意外な本心
Image:HariPotaNote

長年にわたりハリーを階段下の物置に押し込め、冷遇し続けてきたペチュニアおばさん。彼女は単なる「意地悪な継母役」だったのでしょうか。原作を深く読み解くと、彼女の行動の端々に見え隠れする葛藤や、言葉にできなかった想いが浮かび上がってきます。

ハリーポッターに見せたペチュニアの優しい一面

原作小説におけるペチュニアの「別れ」は、映画の削除シーンとは異なり、もっと静かで、それでいて痛切なものでした。ダーズリー一家が家を去る直前、ペチュニアはドアのところで立ち止まり、ハリーを振り返ります。

J.K.ローリングの記述によれば、その時の彼女は「何か言いたげに、奇妙に震える眼差し」をハリーに向けました。彼女は「幸運を祈る」と言おうとしたのか、あるいは「私たちがこれから何から逃げようとしているのか、私も知っている」と認めようとしたのか、その言葉は喉まで出かかっていました。

しかし結局、彼女はその言葉を飲み込み、頭を小さく振って部屋を出ていきました。長年築き上げてきた「魔法を否定する自分」という仮面を、最後の最後で外すことができなかったのです。

この「言えなかった言葉」こそが、彼女の中に微かに存在した優しい一面であり、同時に彼女の弱さでもありました。

また、彼女がハリーを17年間家に置き続けたという事実は、約束と恐怖心に基づいた行動でありながら、結果的にはハリーを守り続けた重要な判断だったと解釈する読者もいます。

ヴォルデモートの恐怖を知りながら、その標的であるハリーを匿うことは、並大抵の覚悟ではできません。

ペチュニアおばさんは根はいい人だったのか

「ペチュニアは根はいい人だったのか?」という問いに対する答えは非常に複雑です。彼女がハリーに対して行ったネグレクトや精神的虐待は、決して許されるものではありません。ハリーにダドリーのお古を着せ、存在を否定し続けた事実は消えません。

しかし、彼女が悪の根源かと言えば、そうとも言い切れません。彼女の行動原理は「恐怖」と「嫉妬」、そして「普通であることへの執着」でした。彼女はリリーを憎んでいたわけではなく、才能ある妹に選ばれなかった自分自身の劣等感に苦しんでいました。

ペチュニアの複雑な感情

  • リリーへの愛: 幼少期は仲の良い姉妹だった(愛称はチュニー)。
  • 魔法への嫉妬: 自分もホグワーツに行きたかったが拒絶された。
  • ハリーへの投影: ハリーの中に、愛するリリーと憎むべきジェームズの両方を見ていた。

彼女は「いい人」という単純な枠には収まりませんが、人間誰しもが持つ嫉妬や弱さを抱えた、極めて人間臭いキャラクターであることは間違いありません。彼女は聖人ではありませんでしたが、愛する家族(夫と息子)を守るためには必死な母親でもありました。

魔法に憧れたペチュニアの苦悩と評価

魔法に憧れたペチュニアの苦悩と評価
Image:HariPotaNote

ペチュニアが魔法をこれほどまでに嫌悪するようになった背景には、幼少期の切ない出来事があります。彼女を単なる悪役として見るのではなく、その背景を知ることで、彼女に対する評価は大きく変わるかもしれません。

ずっと普通を演じたペチュニアおばさんは可哀想

ペチュニアおばさんが「可哀想」だと言われる最大の理由は、彼女自身がかつて魔法に強く憧れていたという事実にあります。リリーにホグワーツからの入学許可証が届いた際、ペチュニアは校長のダンブルドアに手紙を書き、「私を入学させてください」と懇願しました。

しかし、魔力を持たない彼女に届いたのは、丁寧ながらも断固とした拒絶の手紙でした。さらに、その事実をリリーや近所の少年セブルス・スネイプに知られてしまいます。

特にスネイプからは、魔力を持たない者を指す「マグル」という言葉で見下されました。この時の屈辱と疎外感が、彼女の心に深い傷を残しました。

「私は特別ではない」という事実を受け入れる代わりに、彼女は「魔法こそが異常であり、普通である私こそが正しい」という価値観を構築することで自分を守ろうとしました。

彼女が生涯をかけて執着した「完璧な掃除」や「世間体」は、コントロールできない魔法に対する、彼女なりの防衛機制だったのかもしれません。夢破れた少女が、自分の尊厳を守るために心を閉ざしてしまった結果だと思うと、彼女の人生には同情の余地があります。

ペチュニアとハリーポッターに関するなんjの反応

インターネット上の掲示板、特に「なんj」などのコミュニティでは、ペチュニアに対する独自の考察や評価がなされることがあります。そこでは、単なる嫌われ者としての扱いだけでなく、意外な評価も見受けられます。

意見の傾向内容の要約
人間味への評価「一番人間臭いキャラ」「嫉妬してしまう気持ちはわかる」といった共感の声。
母親としての評価「ダドリーを溺愛しすぎたが、母親としては一途」「最終的にダドリーがまともに育った(ハリーと和解した)のは奇跡」という視点。
ネタ的な扱い「ホグワーツに入学したかったペチュニア」というIF設定での妄想や、スネイプとの因縁についての議論。

特に、最終巻で息子のダドリーがハリーに対して「俺、おまえのこと無駄飯食いだなんて思わないよ」と感謝を伝え、和解したシーンについては、「ペチュニアの教育は間違っていたかもしれないが、ダドリーの根底にある優しさは彼女譲りかもしれない」といった深読みもされています。

ファンの間でも、彼女は単に憎まれるだけの存在ではなく、議論の余地がある興味深いキャラクターとして認識されています。

物語のその後とペチュニアの最期

物語のその後とペチュニアの最期
Image:HariPotaNote

ハリーがダーズリー家を去った後、ペチュニアはどのような人生を送ったのでしょうか。本編終了後の彼女の動向については、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』やJ.K.ローリングの追加情報によって明らかになっています。

ペチュニアおばさんの『呪いの子』での遺品

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の時代設定(2020年頃)において、ペチュニアは既に他界しています。しかし、彼女の死後、物語にとって非常に重要なアイテムがハリーの手元に戻ってきます。

それは、「ハリーが赤ん坊の頃、ダーズリー家の前に置き去りにされた時に包まれていた毛布」です。

ハリーにとって、亡き母リリーの数少ない形見であり、肌触りの記憶が残る大切な品です。驚くべきことに、ペチュニアはこの毛布を捨てずに残していた事実が、彼女の複雑な内面を物語っています。

ハリーを虐待し、リリーを否定し続けていた彼女が、なぜこの毛布だけは捨てられなかったのか。

これは(公式には明確な理由は示されていませんが)「妹への愛や後悔の表れ」と受け取る読者もいます。

この遺品は、彼女の死後、息子のダドリーを通じてハリーに返還されました。

言葉では決して伝えられなかった彼女の想いが、この毛布を通じてハリーに届いたのです。

ハリーポッターのペチュニアの死亡とその後

『ハリー・ポッターと呪いの子』の時代(2020年頃)には、ペチュニアはすでに他界しています。(没年や死因については 公式資料では明言されていません)

残念ながら、彼女が生前にハリーと再会し、抱き合って和解するというようなドラマチックな展開はありませんでした。

彼女の死後、ハリーとダドリーの関係は「クリスマスカードを送り合う仲」として続いています。お互いに深く干渉はしないものの、家族としての最低限の繋がりを維持しているようです。

ハリーは自身の子供たちに、ダーズリー家での辛い経験だけでなく、そこにあった複雑な事情についても理解を示していることでしょう。

ペチュニアの人生は、魔法への憧れと嫉妬、そして普通であることへの執着に縛られた苦しいものでした。しかし、彼女が「血の守り」を維持し、ハリーを成人まで守り抜いたという事実は、魔法界を救うための大きな功績の一つとして数えられるべきかもしれません。

ハリーポッターのペチュニア「最後のあれ」まとめ

ペチュニア・ダーズリーという女性は、ハリー・ポッターシリーズの中で最も複雑で、かつ最も現実的な痛みを抱えたキャラクターの一人です。

ダンブルドアからの「最後のあれ」というメッセージは、彼女が背負っていた重い運命と、妹リリーとの切っても切れない血の絆を象徴するものでした。

  • 「最後のあれ」とは、ダンブルドアがハリーを預けた際の手紙であり、血の守りの契約を指す。
  • 映画の削除シーンでは「私は妹を失った」と語り、ハリーへの理解を示していた。
  • 彼女の冷酷さは、魔法への嫉妬と選ばれなかった悲しみによる防衛反応だった。
  • 死ぬまでハリーの毛布を保管していた事実は、彼女の中にあったリリーへの愛を証明している。

彼女を単なる悪役として片付けるのではなく、その背景にある「持たざる者の悲劇」に思いを馳せることで、ハリー・ポッターの世界はより一層深みを増して見えることでしょう。

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この記事を書いた人

ハリポタNoteは、ハリー・ポッターを長年愛する一ファンが「なぜ?」という論理的な視点から深掘りする考察記録です。映画や原作に隠された魔法理論、キャラクターの複雑な動機、物語の裏側にある設定を徹底的に分析し、読み応えのある記事としてお届けしています。「読み物としての楽しさ」と「確かな情報」を両立させ、あなたの魔法界鑑賞を10倍楽しくします。
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